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プリスクール日誌から見た子供たちの成長の軌跡


by yspreschool

発表会に向けて、かんばってます!-----February 23, 2006_d0033714_188109.jpgプリスクールコンサートで発表する劇、"The Big Turnip(おおきなかぶ)" の方も着々と練習を進めています。

人数の都合上、登場人物はおじいさん・おばあさん・男の子・女の子・イヌ・ネコ・ネズミに決定いたしました。配役はこれからです。

前回の人形劇 "The Three Little Pig" の時より、更に長いセリフに挑戦します。

"Excuse me. Can you help me pull the big turnip?"

子どもたちはどうしても "Can I help you?" と言ってしまうんですよね・・・。以前のお買い物ごっごのときの記憶がそうさせるのでしょうか。

いずれにせよ、繰り返しが大切ですから、残された時間を精一杯練習していこうと思います。

今日は、カナダ人の先生がご見学されました。課業中クラスに入ってこられた先生に、みんなはやはり元気よく自己紹介をすることができました。誰からとなく始める "Hello. My neme is ... " という自己紹介、親しみを込めたスマイル、教えられたわけでもなく自然にお客さまに対する礼儀が身に付いている子どもたちを本当にえらいと思いました。

ご見学の先生も、英語を自分の言葉として理解し、表現する子どもたちの様子に感嘆されていらっしゃいました。こういう瞬間、私もとても誇らしい気持ちになります。

"Tic, tac, toe(3ならべ)" に挑戦してみました。こちらはちょっと難しかったようです。数字の認識とカウンティングは、今後とも引き続き、プリスクールの到達目標の一つです。


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# by yspreschool | 2006-02-23 22:47 | プリスクール

First letter recognition (頭文字で単語を認識すること)は、reading(読み)のための最も重要な最初のステップです。ネイティブの子どもも同じルートを辿って文字を認識し、読み始めます。

また、この作業は、phonix(発音の方法から読むことを学ぶこと)指導にとっても重要なイントロダクションとなっています。

日課となっているアルファベットカードは、アルファベットを覚えることをゴールとするだけでなく、まさにこの first letter recognition のためのトレーニングでもあるのです。

この first letter recognition の力が顕著に発揮されたのは、モーニングルーティーンの曜日の学習です。挿絵などの補助のない Sunday から Saturday までの単語を、ほとんどの子どもたちは、頭文字だけを頼りに正しい順番に並べることが可能です。教師の助けが必要な子も、先生が"T is for telephone, and U is for umbrella." などのように助け舟を出すと、すっと"Tuesday" に手を伸ばすことができます。

次年度、これらの子どもたちが進級するアフターキンダーガーテンクラスでは、さらにこの力を伸ばすプログラムを準備しております。子どもたちは、自らの力で文字を読むことの喜びを味わうことでしょう。

この一年でできるようになったこと-----February 22, 2006_d0033714_16233830.jpgさて、今日のクラスの様子ですが、新たにK.M.ちゃん(2才)を迎えて、ますます賑やかに、そして楽しく過ごしております。

以前にも異年齢保育のメリットについて書きましたが、今日は、本当にいろいろな場面で年上のおねえさん方が優しく年下をいたわる姿が見られました。singing の時間には、Aちゃんがちいさいお友だちの手を優しく引いて「こっちだよ」と円の中に導いてくれましたし、Y.Y.ちゃんは、"The Bus Song" の振り付けを一生懸命教えてくれました。

また、別の場面では、S.K.ちゃんが壁に貼ってあるアルファベットポスターの前で、ABCのうたを歌いながら、ちいさな子たちにアルファベットを教えています。その姿は、まるでリネット先生のようです。

一方、ちいさい子たちにとっても、3・4才さんはよいお手本となります。先生の指示がわからなかったときも、おねえさん方のする様子を見て、「ああ、そういうことか」と、あらためて理解する姿が見られました。

また、おねえさん方が課業に熱中する様子を見て、「わたしも!」という気分になります。そして、しっかりイスに座って先生のお話を聞くおねえさん方の姿を見て、まねをしたくなります。

いずれも年齢の異なる子供同士だからこその作用であると思います。

この一年でできるようになったこと-----February 22, 2006_d0033714_1621195.jpg話は変わりますが、粘土あそびの時、Y.Y.ちゃんがリネット先生に対して、"Do you like pizza or spaghetti or hamburger?"と、カンペキなセンテンスで質問したのでちょっとびっくり。"or" は教えたことはありませんでしたが、普段の生活の中から自然と、適切に学んでいたようです。

Y.Y.ちゃんは、コミュニケーションのための応用力を次第に身につけ始めています。例えば、先日、おやつの時にミルクをこぼしてしまいました。「こぼしちゃった」を知らないので、Y.Y.ちゃんは、私にこぼしたことを知らせるために "Kimmy, Uh-oh!" と言いました。なるほど、"Uh-oh" もこういう使い方があるのか・・とかえって感心してしまいました。


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# by yspreschool | 2006-02-22 14:56 | プリスクール
X week です。

音色、涼やかに-----February 21, 2006_d0033714_16161736.jpgみなさんご存知の通り、「X」で始まる言葉は、アルファベット26文字の中で一番少ないです。加えて、フォニックス(アルファベットの音)は、foxやboxなどの基本の[ks]の音の他に、Xrayなどの[eks]やxylophoneなどの[z]があるので、導入する語彙の選定やアクティビティで少し頭をひねるアルファベットではあります。

そのような「X」週のデメリットですが、私たちの場合、3月15日に控えるプリスクールコンサートの準備に毎日1時間は割いていますし、一年の振り返りもしたいので、かえって都合が良かったかなと思っています。

音色、涼やかに-----February 21, 2006_d0033714_0405325.jpg今日一番楽しかったアクティビティは、ガラスのびんの "xylophone(木琴)" でした。

十数個準備されたガラスびんに、みんなでお好みの量の水を入れ、お手製の楽器の涼やかな音色を楽しみました。先生からの「どのびんの音色が好き?」、「だれが一番上手に音色を奏でられるかな?」などの問題提起に、みんな目をキラキラさせながら答えていました。

見学の4才の男の子も、朝のうち緊張した様子でしたが、課業が進むうちに次第に慣れてきて、この xylophone の頃には、随分リラックスして参加することができていました。

"Brown Bear" の練習は順調に進んでいます。

自分たちで制作したお面をかぶって、一人ひとり順番に"I see a ○○○ looking at me. ○○○, what do you see?" とお隣につなげていきます。ほとんどの子が、すでに "Brown Bear" の前半のすべてのフレーズを覚えてしまっています。逆に、自分の順番を待って、自分の順番が来た時にだけ自分のセリフだけを話す、という「役割り」の理解の方が難しい様子です。

あと残された日数は9日あまり。頑張って練習を続けて行きたいと思います。


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# by yspreschool | 2006-02-21 18:56 | プリスクール
今日は、皆さまにぜひお伝えしたい素晴らしい出来事が起こりました。

何度も書いておりますが、当スクールは英会話教室ではありませんから、強制的なリピートや、暗記・暗誦をさせるような方法はとっておりません。語彙は、テーマに沿った課業の中で何度も繰り返すことにより、自然に身についていくことを期待しています。

加えて、発話は強要されません。私たちは、子どもたちそれぞれの「サイレント・ピリオド(通常、乳児が言語を獲得する過程で、発話までの沈黙の期間を指す)」を大切に見守ります。

このような環境を整えた上で、子どもが自ら「英語を話したい!話さねば!」と思うような授業の内容に最善を尽くしております。

すこし前置きが長くなってしまいました。さて、今日の本題の主人公はS.F.くんです。

S.F.くんは、とっても元気なおしゃべり好きの男の子です。毎週楽しく参加していますが、クラスの中では、どうしても英語より日本語が先に立って出てしまいます。

外国人に対して物怖じしないその肝っ玉の据わり具合は素晴らしいのですが、まだ言葉(英語)が追い付いて出てこないというのが現状です。モーニングルーティーンの時もみんなと一緒に頑張りますが、一つ一つの言葉を確認するようにゆっくりと話すため、次第にクラスメイトから遅れを取ってしまいがちです。

そんなS.F.くんですが、今日の最後の課業、ストーリータイムの時のことです。

子どもが英語を話したいと思う時-----サタデースクール February 18, 2006_d0033714_1185636.jpgサタデーの子どもたちも『3びきのこぶた』を時々読んできましたが、今日はいよいよプリスクールでも取り組んだ、フェルトボードの人形劇に挑戦しました。

リネット先生が絵本を読み終え、"Who wants to be a wolf?(オオカミ役やりたい人は?)"と尋ねると、"Me!"と大きな声が聞こえてきました。S.F.くんでした。

つっと席を立って先生のお隣へ行くと、人形を片手に一生懸命オオカミ役をこなし始めました。先生に後ろからサポートしてもらいながら、ゆっくりでしたが長い決め台詞もしっかり言うことができました。

とてもとても長い時間に感じられました。でも終にS.F.くんは役を演じ切りました。とても感動しました。はっきり申し上げて、リネット先生も私も、S.F.くんがこんなにたくさんの英語をこんなに長く話したのを初めて聞いたのです。

ふだんはおしゃべりが大好きなはずなのに、いざ英語となると、とたんに静かになってしまうS.F.くんにこれだけのボリュームの英語を話させた、その力の正体は、「あの『オオカミ役』がやりたい!」という強い欲求です。

このような強い欲求に駆られた時にこそ、子どもは本当の意味で言葉を吸収するのだと、私は考えます。この欲求は、英会話クラスの人工的な環境ではなく、イマージョンの実践的な場面でこそ生まれるものだと思うのです。

ちょっと大げさな表現をしているように思われるかもしれませんが、今日のこのストーリータイムのS.F.くんに、私の思い描く「イマージョン教育」の理想を見たような気がして、胸が躍る思いでした。

感動のあまりに気が動転していて、私の言葉が皆さまにうまく伝わっているのか、少々不安でありますが。


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# by yspreschool | 2006-02-18 22:04 | サタデースクール

お母さまと泣きながら登園してくるB.J.くん、お車が見えなくなった後の切り替えの早いこと!心配されていらっしゃるお母さまに、その様子を見せて差し上げたいものです。

子どもたちの様子も落ち着いてきましたので、今日はいくつかの新しい課業に挑戦しました。

まず、Free play time のあと、モーニングルーティーンへのはじめの一歩として、プリスクールで歌っている"Good morning song" を導入してみました。現在歌っている"Hello song" とは違って、この"Good morning song" は、円になって座り、一人ひとりのためにみんなが歌います。必然的に時間がかかりますので、子どもたちもある一定時間を座って待つことを要求されます。

見事!4人分を歌い切るまで、立ち上がる子は誰もいませんでした。リネット先生も私もみんなの素晴らしさにとても驚きました。

次にSinging time には、"Ten in a bed" に挑戦しました。ベッドに見立てたシーツの上をゴロンゴロンとrolling する歌です。水曜日にプリに参加しているR.K.くんとK.N.ちゃんはこの歌を覚えていて、反射的にゴロンゴロンと始まりました。それにつられてB.J.くんもゴロンゴロン・・・。すぐに他のことに目移りしやすい2才児さんですが、意外にも結構長い時間を楽しんでいました。

ABC パズル-----プレプリスクール February 17, 2006_d0033714_19584877.jpgそして、最後の一つはアルファベットパズルです。これも今日がプレプリ初登場でした。パズルを完成させるのはちょっと難しくても、色取り取りのパズルとアルファベットの形に親しんでもらうのが目的です。この遊びに一番興味を持ったのはB.J.くんでした。B.J.くんはパズルを完成させるため、最後まで黙々と頑張っていました。

"The Monkey Dance" 復活です。今週は一緒に踊ることができました!

ABC パズル-----プレプリスクール February 17, 2006_d0033714_19581990.jpgクラフト3週目の動物は"tiger" でした。すずらんテープをちぎって丸める作業が、とても良い指先のコーディネーション・トレーニングになったと思います。

次週は、子どもたちの様子をビデオに撮って、保護者さまにお見せできれば、と考えています。


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# by yspreschool | 2006-02-17 18:28 | プレプリスクール