この週末、お問い合わせのお電話が次々と鳴って、たくさんのご見学希望をいただきました。
今日はプリスクール最終日であり、水曜日なので3名のプレプリさんたちも参りますし、特別にY.K.ちゃんやH.K.くんが参加される日でもあったので、見学のお友だちは2名だけご招待させていただきました。
それでも10名を超える大人数に膨れ上がってしまいました。その他の皆さまは、ぜひ4月24日に西ノ内校が開校しましてから、随時ご見学にお越しいただければと思っております。
今日のプリスクールで、平成17年度の全てのクラスの課程が終了いたします。開校初年度のこの一年、私にとっては決して平坦な道ではありませんでした。でも、こうして素晴らしい子どもたちと保護者さま方に恵まれ、無事に今日のこの日を終えることができました。ありがとうございました。
ご挨拶は、あらためて「代表日記」のほうで申し上げさせていただこうと思います。
さて、一年の最後は、having fun !! ということで、ちょっと早いですがイースターパーティーを行いました。
イースターは宗教的にはキリストの復活をお祝いするお祭りですが、一般的には春を迎える行事として、特に子どもたちにとってはとても楽しみな行事です。
まずはモーニングルーティーンのあと、みんなで最後のアルファベットレビューを行いました。もちろん新年度も大文字26文字の学習は続きますが、アフターキンダーガーテンに進級されるお友だちは、4月からは小文字とフォニックスの学習が始まります。頑張りましょうね。
アルファベットの復習の後は、いよいよイースターエッグに色を付けていきます。特別な染色液の中にタマゴを沈ませると優しい色に染め上がりました。染色液に入れる前に「魔法のクレヨン」でタマゴに絵を描いた子は、あら不思議!何にも見えなかった模様が、染色液の中にタマゴを入れた途端に浮き上がってきたので、とってもびっくりしていました。
タマゴは茹でてありますから、落としても大丈夫なのですが、大切に扱ってください。染色液は食紅なので食べても害はないですが、そっと眺めて楽しまれたら、あとはそのまま処分していただくのがよろしいかと思います。
そして、そのイースターエッグを持ち帰るためのバニーバッグも制作しました。Red eyes、Blue eyes、いろいろな色のお目々のウサギさんたち、どれもとっても可愛らしくできあがりました。耳の部分を貼り合せて、バッグの持つ部分にします。
「こうして腕にかけて持つのよ」と持ち方を見せると、K.N.ちゃんが嬉々として私の真似をしてバッグを持ち、ちょっとおすまし顔でさっそく「お買い物(?)」に出掛けていました。
お写真が一つもなくて申し訳ございません。先日の発表会同様、すっかり子どもたちと夢中になってしまい、自分がカメラマンだということをまたすっかり忘れてしまいました。ちょっと自覚が足りないですね・・・すみません。
Story time に読んだ本の中で、子犬の Spot がお友だちの Helen と一緒にママが隠したイースターエッグを見つけに出掛けます。春の庭先、お家の中・・・。子どもならみんな大好き、イースターエッグハントです。
本物は割れてしまいますから、ゴム製のエッグを使用しました。みんなでお教室の外へ出て、1から10まで数えます。"Are you ready ?" プリのみんなには、もうすっかり得意な質問です。
H.K.くんも見学のお友だちも、プリのみんなの大きな声と勢いにつられて一生懸命タマゴを探していました。
Y.Y.ちゃんは一つ見つける度に、"Lynette! I found one!!" と、しっかり過去形で教えてくれました。"I found one" は、そのまま本の中に登場する言葉ではありません。この "Spot's First Easter" には、I have found ... や Did you find...? のような文章が出てきます。Y.Y.ちゃんが、どのようにして正しい過去形を身に付けるのか、とても不思議です。この英語生活の中から、自然且つ正確に学んでくれたとしか思えません。この他、came を正しく使っていたのも記憶にあります。
このようなちょっとした瞬間に、子どもたちの成長が煌くのです。英語生活を見守る私たち大人は、このような一瞬を決して見逃してはいけないのです。
11時になると、プレプリさんと見学のお友だちがお帰りになりました。急に静かになった教室の中で、6名のプリスクール生と、今年度最後の playdough で遊びました。
See you later, alligator!
お別れはAちゃんの大好きなご挨拶で。
In a while, crocodile!
では、4月24日から西ノ内のスクールでみなさまをお待ちいたしております。
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| 2006-03-22 14:01
| プリスクール
リネット先生が一時帰国される都合で、最終日である3月25日(土)の授業を、本日に移動させていただきました。春分の日の午前、それぞれご家庭のご用事もおありだったのではと拝察いたします。みなさまのご協力に、重ねて感謝申し上げます。
さて、このサタデークラスは、平日は幼稚園に通う年中・年長さんを対象とした週1回のプログラムとして、9月にスタートしたのですが、若干2才でお母さまと別れ、単身で英語生活をはじめたプレプリさんたちとはまた異なる悩みを抱えることになりました。
幼稚園も2年目、3年目というお子さん方です。集団生活のルールもすで身につけ、日本語も非常に発達してきております。加えて、恥ずかしがる気持ちも芽生えはじめるお年頃です。そして極めつけは、週にたったの1度という頻度でした。
「イマージョン」というプログラムの性質上、圧倒的な時間不足が最大の悩みでした。全ての問題の終着地点はこの「時間不足」だったと思います。
例えば、今年度の単発的なプログラムとしては、イマージョンスクールのインテンシブコース(集中講座)がありましたが、サタデーは単発ではなく、通年のコースです。ですから「年間到達目標」に向かって授業の計画を組んでいくのですが、特に「記憶の定着」にこれ程悩まされるとは思いませんでした。
それでも、9月のあの内気で静かだったみんなが、年度末にはここまで生き生きと学んでくれるようになった姿を見ると、やはり続けてきた成果というものは客観的に評価していただけるのでは、と思うとともに、「あと一息だな」という感想を持たずにはいられません。
プリスクールのY.K.ちゃんが6月から週1日で通い始め、半年ほど経過してのち、生活態度もぐんと落ち着いて、学びたい意欲が膨らみはじめたという前例を見ても、サタデーのみなさんにも、あと本当にもう一息で学ぶことの楽しさとともに、伝えたいことを伝えられるという喜びを実感してもらえるようになると思うのです。
そのような課題と希望を持った今年度のサタデースクールでした。
さて、最終日の今日のメイン活動は、インドカレーのクッキングでした。

まずはジャガイモ・ニンジンの皮むきから。ピーラーの使い方は意外と難しいようで、指先を擦ってしまったのは、年下のK.F.ちゃんとY.Y.くんでした。ケガをさせてしまい、本当に申し訳ございません。
年長さんたちはさすがです。慎重な手つきで上手に皮を剥いていきます。包丁さばきも見事で、「目が痛い~」と言いながらタマネギのスライスを頑張ってくれたM.S.ちゃんとY.J.ちゃん。最後までジャガイモ・チキンをカットしてくれたS.F.くん。Y.Y.くんとふざけながらも、初めて(?)のクッキングに興味津々手伝ってくれたR.H.くん。みんなとってもよく頑張ってくれました。

お昼近くなり、外国人教師のご夫婦が見学にいらっしゃいました。その先生方も交えて、みんなで会食を楽しみました。ナンを添えて、社会科でインドを学習した時に見た写真とそっくりのインドカレーが出来上がりました。
ちなみにドリンクはマンゴーラッシーです。こちらも甘さ控えめでさっぱりした飲み口です。お迎えにいらしたお母さま方にも少しずつおすそ分けしました。時間内に終了できず、お待たせすることとなってしまい、申し訳ございませんでした。
最後になりましたが、この半年間、サタデーに参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。みなさんと一緒にたくさんの実験や工作やその他のお勉強をすることが出来て、とっても楽しかったです。
この半年で経験したいろいろなことやその時味わった感動をこれからも忘れることなく、小学生になってからもさらに意欲的に学んでいってほしいと思います。
そして保護者のみなさまへ。年度途中の開講にもかかわらず、このワイズをご信頼くださり、お子さまのお忙しいスケジュールのなかに、サタデースクールを加えてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。また、イマージョン教育の趣旨をご理解くださり、お子さまの英語の獲得をあたたかく見守ってくださいました。
わずか半年、わずか26回のサタデープログラムです。率直に申し上げて、お子さま方は今まさに「はじめの一歩」を踏み出されたところです。本当の意味での成果は、今後さらにイマージョンを継続させていくうちに得られてくるものであると思います。この半年の学びを有意義なものにするためにも、ぜひイマージョンをご継続くださいますようお願い申し上げます。
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| 2006-03-21 21:34
| サタデースクール
今日は、幼稚園や地区の行事でお休みするお子さんがあり、ちょっとさみしい一日でした。
Y is for yarn.ということで、みんなで weaving に挑戦。プリスクール生も頑張った weaving ですが、さすが年長さんたちは集中力が違いました。とくにS.F.くんは、手先がとても器用です。根気よく毛糸を通していって、2色の毛糸で上手に模様を描いていました。


次回はサタデースクール最後の授業なので、みんなでインドカレーを作ってお食事会をします。このときは、ぜひマンゴーラッシーを試してみようと思います。


最後はワークシートを仕上げて終了です。
今回の実験と前回の実験、実は同じ反応だったってことに気が付いた子はいたかな?
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| 2006-03-18 15:35
| サタデースクール
昨年12月からスタートした、新年度のプリスクール生を対象としたプレプリスクールは、今日が今年度最後の授業日でした。
中には開校当初からお問い合わせをいただいていた方々もおりました。当時ご見学にいらしたお母さまの胸に抱っこされていた赤ちゃんが、一年後、こうして我がスクールのトドラークラスに入園されるわけです。子どもの成長の速さにも驚かされますが、何より一年待ってくださった保護者さまには、なんと感謝申し上げれば良いのやら・・・、本当に心から嬉しく思います。
今回のように、「プレプリ」として次年度のお子さま方を一足先にスクールにお迎えすることができたことは、お子さまには元より私たち講師・スタッフにとっても非常に有意義なことでした。
4月を待たないとわからないお子さまそれぞれの様子を、あらかじめ知ることができたのは、新年度の授業計画を立てる上での非常によい参考となりました。
また子どもたちにとっても、少し早めに集団生活のスタートを切ったことにより、少なくともお母さまとのお別れがスムーズにできるようになっていますから、このことだけを取っても、4月からの英語生活に非常に有益だと思います。
今日は、4月からの仲間 H.K.くん(2才)を迎え、少し落ち着かない雰囲気の中で過ごした最終日でした。というのも、H.K.くんがお母さまとのお別れでワンワン泣いたので、みんなその泣き声の大きさに少しびっくりしてしまったのでした。
でもこれは誰もが通る道です。プレプリの子たちも、H.K.くんを気の毒そうに眺めていました。
どの子もそうですが、H.K.くんも snack time までには落ち着きを取り戻しました。その後は何とか泣かずに過ごした・・・という感じの2時間でした。今思い返しても、12月当初、お別れできなくで泣く子、The hello song にも交ざれずにマイペースに遊ぶ子、廊下に寝そべる子・・・このクラスの始まりは本当に大変でした。
逆に、この短期間にクラスがここまでまとまるなんて、私たちは想像だにしてませんでした。でもそんなみんなもここまでに最低でも3ヶ月は要しているわけです。春からは毎日いらっしゃるH.K.くんですから、あっという間にみんなに追い付いてくれることでしょう。
そんなこんなで、みなさまの連絡ノートには、ろくなご挨拶も書けず、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 この場を借りて、ご挨拶をさせてください。
短い期間でしたが、非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。
この4ヶ月で、泣かずにお別れすることができるようになりました。
丸く座って、プリスクールの Good morning song を歌うことができるようになりました。
歌に合わせてお片付けができるようになりました。
先生と一緒に歌いながら楽しく体を動かせるようになりました。
Story time に2冊の本を読む間、お席を立つことがなくなりました。
"Snack time" の掛け声で、自ら洗面所へ向かうことができるようになりました。
そして、何より、わずかだった日本語がぐんと増えたことと、それと同時に少しの英語が自然に口から飛び出し始めたことを、私たちは一番嬉しく思っています。
明日から長い春休みですが、やる気を十分に溜め込んで、4月24日の入園式に元気なお顔で登園されることを、楽しみにお待ち申し上げております。ありがとうございました。
See you soon!
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| 2006-03-17 19:38
| プレプリスクール
今朝のS.K.ちゃんのお母さまの一言です。スクールはまだあと2日あるのに、S.K.ちゃんの中ではすっかり今年度が終わってしまったようで、朝からぼんやりだったそうです。
確かに。一番最後に入園してきたS.K.ちゃんでしたが、(4月の一番最初から通ってきた)お友だちのY.Y.ちゃんに追い付き追い越せで、ものすごい勢いで学んで来ました。昨日の発表会を終えて、今朝は緊張の糸が少しほどけてしまったのでしょう。
S.K.ちゃんは、教室に来てからはいつも通りで、お帰りのその瞬間まで力いっぱい楽しく過ごしていました。今日と次回22日水曜日で今年度は終了です。残された時間を思う存分楽しんでいきたいと思います。
今日は、新年度トドラークラスに入園するH.K.くんが体験参加しました。これまでは日本の保育園に通っていたということで、集団生活は大丈夫そうです。ただ、やはりお母さまとのお別れは、どんな時も悲しいものですね。朝のうちは不安定で、とてもクラスの輪に入って、モーニングルーティーンに参加できるような気分ではなく、おやつの少し前になってようやく席に着くことができて、みんなから "Good morning to you ~" と歌ってもらうことができました。
その後は順調で、クラスのみんなと一緒になってアルファベットパズルで遊ぶことができました。Singing time にも少しだけ参加することができました。歌って踊ることが決して苦手ということではなく、大人やお友だちの姿を眺めるだけで自分からは体を動かしてくることはありません。それでも本人は十分楽しんでいる様子です。発達の過程として、2才児さんにはありがちなことのように思います。
11時からは小麦粉粘土あそびです。前回はレストランでしたが、今日は八百屋のようです。リネット先生が "What's this?" と尋ねると、S.K.ちゃんは "Cucumber!" と元気よく答えていました。H.K.くんも粘土あそびは大好きなようでご機嫌です。
「Z」週から読んでいる "Good night, Gorilla" は、みんなのお気に入りで、読み終えるとすぐさま "One more time~!!" と誰からともなく声がかかります。みんなはZoo Keeper の奥さんが、「はっ」と目をさますシーンが大好きのようです。

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| 2006-03-16 23:32
| プリスクール
いよいよ待ちに待った発表会の日がやってきました!
3学期に入ってから、この日のために子どもたちは毎日少しずつ練習を積み重ねてきました。残念ながら、Y.K.ちゃんはインフルエンザでお休みでしたが、Y.K.ちゃんの分もみんなで力を合わせて頑張りました。
発表会は10時からなので、それまでの1時間は、保護者さまにモーニングルーティーンをご参観いただきました。
年間を通じて4~5回は参観日を設けさせていただきましたが、今日の参観が今年度最後となります。初めは Good morning song とお天気だけだったモーニングルーティーンも、今では曜日、月日、今日の日課、センテンスビルディングまでこなすようになっています。
前回からの比較でも、その上達振りは明らかで、参観くださったお母さま方はとても驚いていらっしゃいました。
少し早目の snack time を取り、下記のスケジュールでコンサートを行いました。
1 Opening
2 歌 (song) "Skidarmarink"
3 斉誦 (recitation) "Brown Bear, Brown Bear, What do you see?"
4 ダンス (The Wiggles dance) "We're Dancing with Wags The Dog"
5 演奏 (playing musical instruments) "The Finger Band"
6 劇 (play) "The Big Turnip"
7 Closing

まず、両手首にピンクのお花をつけて "Skidarmarink" を歌いました。この歌は3学期になって導入しましたが、最近の一番人気の一つです。歌詞も振りもとってもかわいらしいですし、発表会でお父さまお母さまを前に歌うには最適かと思い、選択しました。

自分たちで制作したお面をかぶり、順番にリレーしていきます。Nちゃんが思いもかけずかなり緊張していて、リネット先生の顔を見ながら必死で頑張っている姿が印象的でした。
The Wiggles のダンスは、みんなで決めた "We're Dancing with Wags The Dog" です。Y.Y.ちゃんのダンスは本当に見事でした。最後の決めのポーズまで、ビデオの Wags the dog そっくり!
「楽器」は1月の学習テーマで、子どもたちは手作りのマラカス・ハープ・太鼓で演奏を楽しんできました。その時の様子も保護者さまにご覧になっていただきたいと思い、プログラムに加えました。1月、行進しながらたくさん歌ってきた"The finer band" に合わせて、フルート、クラリネット、トランペット、バイオリン、ピアノ、ギター・・・とたくさんの楽器の演奏を次々にまねて、最後に自分の楽器を演奏しました。
普段は教室をぐるぐるまわって行進してきましたが、今日は発表会なので、特別に「その場で足踏み」をするよう指導し、練習してきました。ところが、A.S.ちゃんが次第に夢中になってきて、どんどん前へ出てきて保護者席の方に近づいていきます。本人、演奏と足踏みに夢中で全くそのことに気付いていません。正面にお座りになっているお母さまが、どんどん近付いてくるA.S.ちゃんに困って笑っていらっしゃいました。
私も「あらら・・・」とは眺めつつも、笑ってしまいました。Nちゃんといい、A.S.ちゃんといい、このように練習では出なかったハプニングが続出するのも、本番ならでは。とても心が温まりますし、かえって良い思い出となっていいですね。
最後は、今発表会のメインイベント、「おおきなかぶ」の劇です。お着替えから始まりましたが、お母さま方が手伝ってくださったので、非常に手際よく済ませることができました。
全く練習通り、いやそれ以上の出来映えでした!!
お写真が一枚もないこと、お許しください。Y.Y.ちゃんが大きなかぶをひっぱる姿やS.K.ちゃんのおばあさん姿、Aちゃんのイヌ姿など、もう見所たくさんで、全部写真にとってこの日誌をお読みの全ての方にご覧になっていただきたかったのに!!
保護者さまの後ろで、セリフ忘れはないか、順番を間違えないか、とハラハラしながら見守っていましたら、劇があっという間に終わってしまって、終わってから一枚も写真を撮ってないということに気が付いたのです。
以前、"dive under the ocean" のビデオ撮りで、決定的にいい場面を重ね撮りしてしまい、結局保護者さまに見ていただけなかった日のことを思い出しました。本当に肝心なときに抜けている私です・・・反省。
悔しがっている間もなく closing を迎え、第一回目のプリスクールコンサートは大成功を修め、無事に終了いたしました。

各々リネット先生にお名前を呼ばれ、先生から certificate (修了証)と花束を受け取りました。
その後は、保護者さまに「鬼が来た日」のビデオをご覧になっていただいて、少し時間が早かったのですが、全員で会食をいたしました。
6月、バラバラだったクラスが、こうして一つにまとまっている姿を今こうして見ることが出来て、そしてこれらの子どもたちを私たちのクラスに迎えることが出来て、本当に幸せです。
皆さまと、そして何より渾身の力でクラスの指導にあたってくださったリネット先生に感謝し、心から御礼申し上げます。
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by yspreschool
| 2006-03-15 19:21
| プリスクール
残念なお知らせからお伝えしなければいけません。
先週末、Y.K.ちゃんのお母さまからご連絡があり、Y.K.ちゃんはインフルエンザのため、お医者さまから水曜日の発表会の出席は難しいとお話があったそうです。
今年に入ってから、少しずつ練習を積み上げてきて、お母さまと一緒にご家庭でもセリフの練習をしてここまで頑張ってきたのに!お母さまもとても悔しそうでした。もっとも、一番悔しいのはY.K.ちゃん本人でしょう・・・。
他のみんなも、長い時間をかけて練習を重ねてきましたが、今日が最後の練習となりました。
今日は見学の方にもご遠慮いただいて、「おおきなかぶ」の衣装の着脱も含めた、最初から最後までの通し稽古をしました。途中、フリープレイを入れつつ、2回行いました。
どの演目もみんなとってもすばらしい出来映えです。
子どもたちも、「パパとママに見てもらうんだ!」と意気込んでいます。リネット先生も私もみんなが素晴らしい発表をしてくれることを心から祈っています。みんな、Y.K.ちゃんの分も頑張ろうね!
Good luck, everyone!!
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| 2006-03-14 17:49
| プリスクール
サタデークラスにはめずらしく、体験参加のお友だちをお迎えしました。
今日は「X」週でしたので、プリスクールでもやった X is for xylophone の課業にサタデーの子どもたちもチャレンジしました。
十数個のガラス瓶に順番に水を注いでいきました。それからカランコロンと奏でていくのですが、プリスクールの子どもたちが、奏でられるその音色に単純に魅了されたのとは少し異なり、興味深いことに、サタデーのみんなは、一つ一つの音を確認しながら、「ドレミファ・・・」と音階に倣うように瓶を動かし始めました。
R.H.くんが中心となって、5分くらいでしょうか、しばらく試行錯誤しながら音を合わせていました。な~んとなく「ドレミ・・・」と聞こえてきたので、先生もご見学のお母さまも大人たちは「ほう~」と感心して聞いておりました。

2チームに分かれてグループで対抗戦をしました。リネット先生からルールの説明をひと通り受け、いざスタート。「X」マークを一つ付けるたびに先生からの質問に答えなくてはいけません。
"Can elephants swim?"
"Do you like spaghetti?"
などの既習の表現の確認をしました。
質問に答えないことには「X」マークを付けることができないので、みんなも必死です。発話の強制にはあまり賛成できませんが、このような形でゲーム感覚で発話を強要する分には、年長さん以上のクラスでは、かえって楽しいかなと思います。
「X」マークを付ける時もグループで(このクラスでは日本語で)話し合って付けるのですが、相談し合ってもまとまらず、意見が一致するまでに時間がかかる時もありました。しかし、そのような部分に時間を費やすことができるのも、イマージョンプログラムの中で長時間お預かりしている贅沢というものです。一見無駄に時間が流れているようにも見えるのですが、(プリでもそうですが)子どもの成長には大切な時間であると考えています。

いずれの国も独特の文化を有しており、日本とは随分様子が違います。どの子もこの社会科は大好きです。その国のことを学びながら、自分だけの地図を制作するのがとても楽しいようです。
インドで人気のスポーツがクリケットだったなんて、私も今回初めて知りました。
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| 2006-03-11 15:31
| サタデースクール
1月末からプレプリに参加するようになったK.N.ちゃんは、現在2才4ヶ月です。
お母さまが英語子育てを実践されており、音楽やビデオを通してたくさんの英語に触れながら成長してきました。
「まだまだ気分にムラがあって・・・」と、お母さまはK.N.ちゃんがクラスの中で他のお友だちに迷惑をかけてはいないかと、いつも心配されていらっしゃいます。
確かにK.N.ちゃんは、その日の気分に左右されやすく、クラスに積極的に関われる日とそうでない日の差が非常に激しいのは事実であり、お母さまもそれをよくご存知です。
そうは言っても、K.N.ちゃんはわずか2才です。気分にムラがあるなんて当たり前の年齢です。
でもその一方でリネット先生も、クラス前後のK.N.ちゃんとお母さまとの英語でのやり取りの一部始終をご覧になっていて、K.N.ちゃんが、教室の中では持てるの力の半分も発揮していないのでは?と少し前から心配されていました。
「K.N.ちゃんにはもっともっとできる力が秘められているにちがいない」と、先生はおっしゃいます。
お母さまもおそらく同様にお考えであって、先週のクラスが終わってから、お家でK.N.ちゃんとじっくりお約束された様子です。「教室では、きちんと課業に参加する」と。
そして今日、プレプリクラスが劇的に落ち着きました。
K.N.ちゃんのやる気が、あっという間にクラス全体に伝わって、一つのまとまった雰囲気が醸し出されました。
みんなでリネット先生を囲んで輪になって "Good morning song" を歌っている光景は、今朝たまたまカメラをまわしていたので、ばっちりビデオに納めることができました!次回の授業終了後に保護者さまにご覧になっていただこうと思います。
Singing time は、さらに驚きの変化です。まず、全員が手をつないで一つの輪になって、Ring around the rosy を歌うことができました。お友だちと手をつなぎたがらないB.J.くんですが、今日は声掛けすると、そっと手を差し出してお友だちにつながせてくれました。また、Walking, walking などの歌に合わせて、先生の動作をまねしながら体を動かすことができました。
2才児さんは、まねっこが大好きです。大人やお友だちのよいところもよくないところもどんどんまねてしまいます。今日のように、たった一人がクラスのみんなをこのように変えることもあるのだな~と、正直驚きました。

それともう一つ、ご報告することがあります。それはK.M.ちゃんです。
K.M.ちゃんは2月の終わりの頃、一番最後にクラスに参加し始めました。初回からここまでは、クラスに着いて来ることに一生懸命だったのでしょうが、ようやく慣れ始めて、今日は前回までとは少し違って、動きも活発にのびのびと歩き回り、大きな歓声も出るようになりました。ストーリータイムには、積極的に関わり、ページをめくっていました。
K.M.ちゃんの様子の変化に気が付かれたお母さまの嬉しそうなお顔が、私にはまたとても嬉しかったです。
プレプリクラスは次回で終了し、一足早く春休みに入ります。少しですがビデオを撮りためることができましたので、来週はぜひ保護者さまにご覧になっていただこうと思います。

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by yspreschool
| 2006-03-10 19:57
| プレプリスクール
今日は、新年度からプリスクールを担当する日本人スタッフがクラスを見学にやってきました。
Singing time から約1時間を子どもたちと過ごしました。
これまで、同じ年くらいのお子さまやその保護者さま、或いは外国人教師の訪問はよくありましたが、クラスの中で、私以外の日本人スタッフの見学というのは初めてのことでした。
日本人スタッフの姿を見つけるなり、早速日本語で話しかける子どもたちです。
国際結婚の家庭でバイリンガルに育てられる子ども同様、プリスクールの子どもたちも、まず大人の外見を見て、何語で話しかけるかを判断しているようです。
子どもたちがリネット先生に英語で話しかけるのは、先生が日本人ではなく、日本語が通じないと考えるからであり、当たり前のことですが、日本人には当然のように日本語で話しかけてきます。
そのような意味で、イマージョン教育にネイティブの教師というのは必要不可欠であるように思いますが、それ以上に求められているのは、実は教師がバイリンガルであるということなのです。すなわち、日本語と英語に堪能な教師であるならば、別段国籍(ネイティブかノンネイティブか)にこだわることもないのです。
そうは言っても、見た目が重要な幼児さんには、まだまだ分かってもらうのは難しいところだな、というのが率直な感想でした。
発表会の練習もいよいよ大詰めです。次回3月14日が最終練習日となります。セリフの暗記は、お家の方々のご協力もあり、みんなほぼ完璧です。また衣装の準備でも大変お世話になっております。まだの方、よろしくお願いいたします。
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by yspreschool
| 2006-03-09 18:05
| プリスクール
先週の水曜日(3月1日)の日誌でも同じテーマを取り上げました。
先週に引き続き、みんなに人気のあった ring toss(輪投げ)で遊びました。この遊びは一人ずつしかプレイできない遊びですから、必然的に自分の順番がやってくるまでお友だちがプレイするのを待たなくてはいけません。
「順番を待つ」ということは、集団生活を送る中で、子どもたちが必ず身につけていかなくてはならないルールの一つです。
基本的に「自分が一番」の2才児さんですから、私たちとしましては、次の1年間を通して声掛けを続け、彼らがロンパークラスに進級する時点までに守ることができるようになっていればいいな、と捉えています。
そのくらい気長に考えてはいるのですが、今日のような素晴らしい2才児さんたちの姿を見ると、この目標を達成できるのはそんなに遠い将来ではないのではないのかな、とちょっと期待をしてしまいます。
先週はプレイしているお友だちの周りをウロウロしていたR.K.くんでしたが、今日はちゃんとひとところに留まって座ることができたので、先生も私もびっくりでした。
まだまだ本当の意味で「順番を待つ」ことを理解したとは思えないのですが、他の2人の2才児さんも、とりあえず座って待ち、先生にお名前を呼ばれて初めて「自分の番」に気が付き、ニコッとして先生のところへ駆けていきます。そのような姿を見ると、ここがファーストステップだな、と思います。

この歌のとき、トップバッターはたいてい私なのですが、手を引かれる瞬間を待っているときの子どもたちの表情と言ったら・・・!目をキラキラさせて、ニコニコしながら行進している子たちの姿を目で追って、自分の番を今か今かと待っています。そして自分の番が来て、手を引いてもらえた時の嬉しそうな表情!これもまた筆舌に尽くしがたいです。
時に最後まで自分の番がまわってこないこともあります。そんな時、一抹の不安とさみしさでふっと表情が曇ります。そして最後に行進に加わった時、(間奏の度にみんなで人数を数えるのですが)嬉しくて人一倍大きな声で数えていたりします。

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by yspreschool
| 2006-03-08 23:19
| プリスクール
プリスクールのアルファベット課業も、今週でいよいよ「Z」week 、最後の週を迎えました。これで子どもたちは、アルファベット26文字(大文字)の学習をひととおり終えることになります。
次年度アフターキンダーガーテンへ進級するお子さまは、小文字の学習とフォニックスの指導が始まり、プリスクールへ残るお子さんは、大文字の学習を引き続き行います。2年目のプリスクールでは、前の年と全く同じ課業を行うわけではありません。
子どもたちが好きだった歌や遊びなど、重なる部分もありますが、アルファベットでは、全てではありませんが、前年と異なった語彙を導入し、さらにボキャブラリーを増やしていきたいと考えています。
今日は今年度最後の見学会でした。2人のお友だちが参加されました。後半は発表会の練習でしたので、お二人には11時くらいまでご覧になっていただきました。
1年の振り返りとして、singing time には、子どもたちからのリクエストに応えています。"Jelly in a bowl" や "Peter hammers" など、各人のお気に入りの歌が次々と出されました。古いのから新しいのまで。みんな意外とよく覚えてくれています。
Z is for zoo.

プラスティックの小さい動物の人形を利用し、目かくしをして、指先の感触だけで何の動物かを当てるゲームで遊びました。意外と難しいようでした。ライオンのしっぽとゾウのはなを間違えたり、カバとサイを間違えたり・・・。
子どもたちは、触りながら頭の中で「これかな、あれかな」と動物の名前を思い出しますから、定着の確認と復習がよくできたと思います。

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by yspreschool
| 2006-03-07 15:52
| プリスクール
2月16日のプリスクールで行った課業を、サタデークラスのみんなもチャレンジしました。
How long is the whale?
かろうじて室内に収まる「クジラ」として、今回は全長約9メートルのシャチ(a killer whale)を選びました。一応、クジラの仲間ではあるようなので。

ですから、ひもで長さを表し、実際の大きさを目の当たりにした時の驚きや感動も、プリスクールの子どもたちよりもずっと大きなものでした。少しだけ年上のこの子たちは、ただのひもから、クジラがいかに大きな魚かを楽々とイメージできたのでしょう。

リネット先生の問いかけで、一人ひとりが自分の歩幅でクジラの長さを測りはじめました。小さい歩幅のK.F.ちゃん、大きい歩幅のR.H.くん。リネット先生が大人の歩幅は約1メートルだとおっしゃるので、私もチャレンジ。ちょっと大またで確かに9歩ぴったりでした。

その後「オオカミさん、今何時?(What's the time, Mr.Wolf?)」ゲームで遊びました。日本でいうところの「だるまさんがころんだ」と鬼ごっこが交ざったような遊びで、学童さんの大きい部屋をめいっぱい使って体を動かしていました。
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| 2006-03-04 20:18
| サタデースクール
12月からスタートして、徐々に仲間を増やしながら、週にたったの一日、しかも2時間という短い時間ですが英語生活を始めているプレプリクラスの2才児さんたち。3ヶ月を経過し、見違えるように落ち着いてきて、しかも積極的に活動に参加する姿が見られるようになりました。
未だに涙なしではお別れができないB.J.くんですが、先週あたりから、私の腕の中で泣きながらもお母さまに手を振ります。「分かっちゃいるけど涙は出ちゃう」、その心の葛藤が本当に愛らしいです。
朝のフリープレイのお片付けも、Clean up song に合わせ、みんなでできるようになりました。その後の Good morning song も、来年度プリスクールで歌うことになる同じ歌を、みんなで輪になって、順番よく歌うことができるようになりました。
Singing time も、12月当初は全員が全くバラバラに行動していましたが、徐々に参加できるようになり、先生をまねて体を動かすこともできるようになりつつあります。
生活の流れもだんだん分かってきて、先生の "It's snack time!" の一言で、すうっと洗面所へ向かえる子も出て参りました。
おやつの間も、席を立たずにお友だち全員が終わるのを待つことができるようになって来ています。
特別なしつけをしたわけでもなく、私たちはただただ子どもたちに説明し、声掛けを繰り返しています。
このような子どもたちの変化にリネット先生も全く驚きをかくせません。私もこれほど変わってくるものなのかと、非常に嬉しく思っております。おそらくご家庭でのお父さまお母さまのサポートなしにはこのようなことはありえないと思います。心より感謝申し上げます。

後半は、The Wiggles のビデオから "The Big Red Car" を見た後、大きなダンボールの中に入ってハンドルを持ち、みんなでドライブへ出掛けました。K.M.ちゃんは、車の中へは入らず、みんなの乗っている車の周りをハンドルを切りながらグルグル走り回っていました。
一つのダンボール箱が、ピカピカの赤い車になってしまうのですから、子どもたちのイマジネーションの世界は本当にすばらしいです。
どちらの遊びもとても楽しかったので、また次回も行いたいと思います。
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by yspreschool
| 2006-03-03 16:03
| プレプリスクール
今日は、新年度よりご入園されるS.S.ちゃんが、一日体験にいらっしゃいました。一番最初にいらっしゃった時は、以前日誌にも書きましたが、帰りたくなくて玄関で大泣き。二回目いらっしゃったときは、お父さまがご一緒でしたので、クラスに参加するよりもお父さまにべったりでした。
結局、ご両親のご決断でご入園は決まりましたが、私たちとしては、まだ一度もベストな状態のS.S.ちゃんを見ていない、という思いがありましたので、今回お誘いさせていただいたのです。
今日は、Good Morning Song から始めていただくために、お母さまにお願いして、朝9時にいらっしゃっていただきました。その後プリのみんなと一緒に、3時間のプログラム最初から最後まで、しっかり参加していただきました。
S.S.ちゃんは、目に入るすべてのものがめずらしいですから、一つのところにじっとしていられず、ついつい席を立って周囲を散策せずには居られなかったようです。お母さまはその都度、とても困っていらっしゃいましたが、はじめはたいていのお子さんがこのようです。
英語生活を通してクラスのルールを学んでいくことが、トドラークラスの到達目標の一つであり、これから一年をかけて身につけていってもらうのですから、どうぞご心配されずに、一緒にお子さまの育ちを見守って参りましょう。
お母さまも小さな赤ちゃんを連れてのご参加、さぞ大変だったことでしょう。どうもありがとうございました。
ランチタイムがやってきて、いよいよS.S.ちゃんはお帰りです。3時間みっちり活動したので、とても満足した様子で、お帰りも穏やかに、そしてスムーズにさよならすることができました。


今日は、発表会で演技する「おおきなかぶ」の配役をいよいよ決定しました。これからは自分の役を知り、劇の中で適切にセリフが出てくるように、引き続き練習を頑張って参りたいと思います。
お母さま方、配役にともなう衣装の準備、よろしくお願いいたします。
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by yspreschool
| 2006-03-02 15:11
| プリスクール
今日からいよいよ3月ですね。私たちも4月の開校から、そろそろ1年を迎えようとしております。第一期生の初年度プログラムも総括の月となりました。
3人の2才児さんも、水曜日のプリスクールに随分慣れてきました。最後にスタートしたK.M.ちゃんは、朝のうちはまだまだ私の服を掴んで離しませんが、少し先に始めていたK.N.ちゃんは、プリスクールのお姉さん方と一緒になって、モーニングルーティーンに参加したがります。

それでも根気よく声掛けを続けました。クラスの中には様々なルールがありますが、「順番を待つ」というのは、それらのルールの中でも最も大切な決まり事の一つです。決して焦る必要はありませんが、何度も何度も声掛けし促がす中で、徐々にルールを理解し、お友だちを待てるようになっていってほしいなと思っています。
Ring Toss は、予想以上にみんなの心を掴んだようで、繰り返し順番を待って、何度もプレイしていました。2才児さんたちも、(本人は投げているつもりで)ポールに輪をかけて、「できたよ!」と(日本語ではなく、ジェスチャーで)リネット先生に知らせていました。
ちょっと話が反れますが、この「ジェスチャー」ということについて。当スクールにお越しの2才児さん、決して日本語が話せないわけではありません。勿論、言葉が出始めのお子さんもいらっしゃいますが、しっかりした二語文や、なかには完璧なフルセンテンスの日本語を話せるお子さんもいらっしゃいます。
ところが、いったんクラスに入ると、誰一人として日本語を話す子がおりません。今年度の3才児プリスクールとは子どもたちの開始月齢が異なるため、単純な比較は難しいですが、この部分では、明確な違いが見られます。
こんなに幼い子でも(幼いからでしょうか)、リネット先生と意思の疎通をはかるためには日本語が何の意味も成さないことを無意識に承知しているように考えられます。だから敢えて日本語を使用していない、かといって自分の英語はまだ十分ではない。今の彼らは、そのようないわゆる「サイレント・ピリオド」の中にいるように思われます。


みんなまだまだ練習が必要なようですが、とてもよい体験だったと思います。
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by yspreschool
| 2006-03-01 23:50
| プリスクール
久々に見学者のいない、静かな火曜日を過ごしました。
今日で2月も終わり明日から3月、発表会が近づいてきました。年度末の慌しさのなかで、私たちもいよいよ焦りはじめてきました!毎日一時間は練習をしているみんなですが、実はまだもう少し!というところが多々あります。15日当日までになんとか形になるよう、子どもたちも私たちも頑張っています。
アルファベットも「Y」週に入りました。あと一文字で全26文字の大文字の学習が終了します。一年はあっという間だな、としみじみ思ってしまいました。
Y is foy yarn.
毛糸を使い、機織の要領で織物をしました。ちいさな厚紙の枠の中に、6~7本の縦糸を張り、そこに横糸をくぐらせていきます。これは、指先と目のコーディネーショントレーニングとしてのねらいもあります。

発表会の練習では、今日はいよいよ「おおきなかぶ」の配役を決定しました。お母さま方には、衣装の準備をよろしくお願いいたします。ご家庭にあるもので、その役にあったものを見つけていただければと思います。
"Brown Bear" ですが、先週も書きましたが、どうしても自分のパートとお友だちのパートを混同して、他のお友だちのパートまで全部言ってしまいます。なかなか理解してもらうまでに時間がかかってます。
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by yspreschool
| 2006-02-28 21:07
| プリスクール
久々の show and tell。先月からインプットと表現の練習を増やして、show and tell は毎月最終週のみ行うことにしております。
インプット作業を取り入れて、まだたったの1ヶ月が経過したばかりですから、先月とさほど違いは見つかりませんでしたが、これまでと比較すると、落ち着いて順番を待ち、自分の番には一生懸命先生からの質問に答える姿を見ることができました。
今日のメイン活動は、サイエンスでした。

リネット先生の提案で、外に出て噴火をさせることにしました。いよいよ春の訪れを感じさせる気候で、今にもタンポポが咲くのではないかというような暖かさでした。

予想以上に「溶岩」が溢れ出してきたので、やはり外でやって正解でした。ひとしきり「噴火」の様子を観察した後、教室へ戻ってワークシートを完成させました。みんなそれぞれに個性的な lava(溶岩)を描いていました。

その後は、先週に引き続き "The Three Little Pig" の人形劇をしました。今日の The big bad wolf は、R.H.くんでした。
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by yspreschool
| 2006-02-25 23:14
| サタデースクール
今日は、めずらしくH.U.くん、お別れで泣いてしまいました。

毎回同じようなことを書くようで恐縮ですが、プレプリの2才さんたち、本当に日に日に成長しています。先週できなかったことが今週できる!なんていう感動は、課業や活動ばかりでなく生活面でもしょっちゅうです。
こころもからだも全速力で大きくなっているのですね。
私たちが大切に思っていることの一つに、「全力で学ぶ、全力で遊ぶ」ということがあります。課業に集中して力いっぱい頑張るからこそ、そのあとの遊びも百倍楽しめるのです。勉強ばっかり、遊んでばっかり、両方ともよくありません。メリハリ、けじめが大切だと考えます。
決して厳しくする必要はありませんが、幼いうちからこのメリハリに気付かせるということは重要であると考えます。
プレプリの子どもたちも、次第にクラスルーティーンに気付きつつあります。「あ、ちょっとお家とはちがうな」と、スクールを自覚しはじめていると思います。
「今は何をするとき」ということを何度も知らせます。だからどうしてほしいのか、を伝えます。すると、子どもたちもだんだん分かってきてくれます。「今は snack time だからお席を立って歩いてはいけないんだな」とか、「 snack time が終わったから wash hands だな」というように、少しずつですが生活のきまりや流れを身につけつつあります。
これは来年度以降の学びの根幹を担うものであると思います。
Singing time に、プリスクールの "The Bus Song" を導入してみました。案の定、男の子も女の子もみんな大好き! "The wheels on a bus go round, round, round" のところで一生懸命腕をまわしてタイヤを表現する姿がとってもかわいらしいです。
また、"One elephant went out to play" も大好きです。ゾウさんの長いおはなを表現するみんなのちいさいおててが本当にかわいらしいです。
後半は、クレヨンと絵の具で描画を楽しみました。いろいろな形に切った画用紙に、みんな思い思いの点や線で表現していました。その上から太い筆にたっぷり絵の具を含ませてぬっていきます。K.N.ちゃんは、絵の具がクレヨンを弾じく様子をじっと眺めていました。
最後はいつものように、お迎えにいらしたお母さま方のお膝の上で "Goodbye song" を歌います。みんなの表情が、本当ににこやかでリラックスする瞬間です。
今日で「動物と色」をテーマにした課業は終了です。次週より3回は、「車と色」をテーマに制作活動をしていきます。
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by yspreschool
| 2006-02-24 18:07
| プレプリスクール

人数の都合上、登場人物はおじいさん・おばあさん・男の子・女の子・イヌ・ネコ・ネズミに決定いたしました。配役はこれからです。
前回の人形劇 "The Three Little Pig" の時より、更に長いセリフに挑戦します。
"Excuse me. Can you help me pull the big turnip?"
子どもたちはどうしても "Can I help you?" と言ってしまうんですよね・・・。以前のお買い物ごっごのときの記憶がそうさせるのでしょうか。
いずれにせよ、繰り返しが大切ですから、残された時間を精一杯練習していこうと思います。
今日は、カナダ人の先生がご見学されました。課業中クラスに入ってこられた先生に、みんなはやはり元気よく自己紹介をすることができました。誰からとなく始める "Hello. My neme is ... " という自己紹介、親しみを込めたスマイル、教えられたわけでもなく自然にお客さまに対する礼儀が身に付いている子どもたちを本当にえらいと思いました。
ご見学の先生も、英語を自分の言葉として理解し、表現する子どもたちの様子に感嘆されていらっしゃいました。こういう瞬間、私もとても誇らしい気持ちになります。
"Tic, tac, toe(3ならべ)" に挑戦してみました。こちらはちょっと難しかったようです。数字の認識とカウンティングは、今後とも引き続き、プリスクールの到達目標の一つです。
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by yspreschool
| 2006-02-23 22:47
| プリスクール
First letter recognition (頭文字で単語を認識すること)は、reading(読み)のための最も重要な最初のステップです。ネイティブの子どもも同じルートを辿って文字を認識し、読み始めます。
また、この作業は、phonix(発音の方法から読むことを学ぶこと)指導にとっても重要なイントロダクションとなっています。
日課となっているアルファベットカードは、アルファベットを覚えることをゴールとするだけでなく、まさにこの first letter recognition のためのトレーニングでもあるのです。
この first letter recognition の力が顕著に発揮されたのは、モーニングルーティーンの曜日の学習です。挿絵などの補助のない Sunday から Saturday までの単語を、ほとんどの子どもたちは、頭文字だけを頼りに正しい順番に並べることが可能です。教師の助けが必要な子も、先生が"T is for telephone, and U is for umbrella." などのように助け舟を出すと、すっと"Tuesday" に手を伸ばすことができます。
次年度、これらの子どもたちが進級するアフターキンダーガーテンクラスでは、さらにこの力を伸ばすプログラムを準備しております。子どもたちは、自らの力で文字を読むことの喜びを味わうことでしょう。

以前にも異年齢保育のメリットについて書きましたが、今日は、本当にいろいろな場面で年上のおねえさん方が優しく年下をいたわる姿が見られました。singing の時間には、Aちゃんがちいさいお友だちの手を優しく引いて「こっちだよ」と円の中に導いてくれましたし、Y.Y.ちゃんは、"The Bus Song" の振り付けを一生懸命教えてくれました。
また、別の場面では、S.K.ちゃんが壁に貼ってあるアルファベットポスターの前で、ABCのうたを歌いながら、ちいさな子たちにアルファベットを教えています。その姿は、まるでリネット先生のようです。
一方、ちいさい子たちにとっても、3・4才さんはよいお手本となります。先生の指示がわからなかったときも、おねえさん方のする様子を見て、「ああ、そういうことか」と、あらためて理解する姿が見られました。
また、おねえさん方が課業に熱中する様子を見て、「わたしも!」という気分になります。そして、しっかりイスに座って先生のお話を聞くおねえさん方の姿を見て、まねをしたくなります。
いずれも年齢の異なる子供同士だからこその作用であると思います。

Y.Y.ちゃんは、コミュニケーションのための応用力を次第に身につけ始めています。例えば、先日、おやつの時にミルクをこぼしてしまいました。「こぼしちゃった」を知らないので、Y.Y.ちゃんは、私にこぼしたことを知らせるために "Kimmy, Uh-oh!" と言いました。なるほど、"Uh-oh" もこういう使い方があるのか・・とかえって感心してしまいました。
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by yspreschool
| 2006-02-22 14:56
| プリスクール
X week です。
みなさんご存知の通り、「X」で始まる言葉は、アルファベット26文字の中で一番少ないです。加えて、フォニックス(アルファベットの音)は、foxやboxなどの基本の[ks]の音の他に、Xrayなどの[eks]やxylophoneなどの[z]があるので、導入する語彙の選定やアクティビティで少し頭をひねるアルファベットではあります。
そのような「X」週のデメリットですが、私たちの場合、3月15日に控えるプリスクールコンサートの準備に毎日1時間は割いていますし、一年の振り返りもしたいので、かえって都合が良かったかなと思っています。
今日一番楽しかったアクティビティは、ガラスのびんの "xylophone(木琴)" でした。
十数個準備されたガラスびんに、みんなでお好みの量の水を入れ、お手製の楽器の涼やかな音色を楽しみました。先生からの「どのびんの音色が好き?」、「だれが一番上手に音色を奏でられるかな?」などの問題提起に、みんな目をキラキラさせながら答えていました。
見学の4才の男の子も、朝のうち緊張した様子でしたが、課業が進むうちに次第に慣れてきて、この xylophone の頃には、随分リラックスして参加することができていました。
"Brown Bear" の練習は順調に進んでいます。
自分たちで制作したお面をかぶって、一人ひとり順番に"I see a ○○○ looking at me. ○○○, what do you see?" とお隣につなげていきます。ほとんどの子が、すでに "Brown Bear" の前半のすべてのフレーズを覚えてしまっています。逆に、自分の順番を待って、自分の順番が来た時にだけ自分のセリフだけを話す、という「役割り」の理解の方が難しい様子です。
あと残された日数は9日あまり。頑張って練習を続けて行きたいと思います。
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そのような「X」週のデメリットですが、私たちの場合、3月15日に控えるプリスクールコンサートの準備に毎日1時間は割いていますし、一年の振り返りもしたいので、かえって都合が良かったかなと思っています。

十数個準備されたガラスびんに、みんなでお好みの量の水を入れ、お手製の楽器の涼やかな音色を楽しみました。先生からの「どのびんの音色が好き?」、「だれが一番上手に音色を奏でられるかな?」などの問題提起に、みんな目をキラキラさせながら答えていました。
見学の4才の男の子も、朝のうち緊張した様子でしたが、課業が進むうちに次第に慣れてきて、この xylophone の頃には、随分リラックスして参加することができていました。
"Brown Bear" の練習は順調に進んでいます。
自分たちで制作したお面をかぶって、一人ひとり順番に"I see a ○○○ looking at me. ○○○, what do you see?" とお隣につなげていきます。ほとんどの子が、すでに "Brown Bear" の前半のすべてのフレーズを覚えてしまっています。逆に、自分の順番を待って、自分の順番が来た時にだけ自分のセリフだけを話す、という「役割り」の理解の方が難しい様子です。
あと残された日数は9日あまり。頑張って練習を続けて行きたいと思います。
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by yspreschool
| 2006-02-21 18:56
| プリスクール
今日は、皆さまにぜひお伝えしたい素晴らしい出来事が起こりました。
何度も書いておりますが、当スクールは英会話教室ではありませんから、強制的なリピートや、暗記・暗誦をさせるような方法はとっておりません。語彙は、テーマに沿った課業の中で何度も繰り返すことにより、自然に身についていくことを期待しています。
加えて、発話は強要されません。私たちは、子どもたちそれぞれの「サイレント・ピリオド(通常、乳児が言語を獲得する過程で、発話までの沈黙の期間を指す)」を大切に見守ります。
このような環境を整えた上で、子どもが自ら「英語を話したい!話さねば!」と思うような授業の内容に最善を尽くしております。
すこし前置きが長くなってしまいました。さて、今日の本題の主人公はS.F.くんです。
S.F.くんは、とっても元気なおしゃべり好きの男の子です。毎週楽しく参加していますが、クラスの中では、どうしても英語より日本語が先に立って出てしまいます。
外国人に対して物怖じしないその肝っ玉の据わり具合は素晴らしいのですが、まだ言葉(英語)が追い付いて出てこないというのが現状です。モーニングルーティーンの時もみんなと一緒に頑張りますが、一つ一つの言葉を確認するようにゆっくりと話すため、次第にクラスメイトから遅れを取ってしまいがちです。
そんなS.F.くんですが、今日の最後の課業、ストーリータイムの時のことです。
サタデーの子どもたちも『3びきのこぶた』を時々読んできましたが、今日はいよいよプリスクールでも取り組んだ、フェルトボードの人形劇に挑戦しました。
リネット先生が絵本を読み終え、"Who wants to be a wolf?(オオカミ役やりたい人は?)"と尋ねると、"Me!"と大きな声が聞こえてきました。S.F.くんでした。
つっと席を立って先生のお隣へ行くと、人形を片手に一生懸命オオカミ役をこなし始めました。先生に後ろからサポートしてもらいながら、ゆっくりでしたが長い決め台詞もしっかり言うことができました。
とてもとても長い時間に感じられました。でも終にS.F.くんは役を演じ切りました。とても感動しました。はっきり申し上げて、リネット先生も私も、S.F.くんがこんなにたくさんの英語をこんなに長く話したのを初めて聞いたのです。
ふだんはおしゃべりが大好きなはずなのに、いざ英語となると、とたんに静かになってしまうS.F.くんにこれだけのボリュームの英語を話させた、その力の正体は、「あの『オオカミ役』がやりたい!」という強い欲求です。
このような強い欲求に駆られた時にこそ、子どもは本当の意味で言葉を吸収するのだと、私は考えます。この欲求は、英会話クラスの人工的な環境ではなく、イマージョンの実践的な場面でこそ生まれるものだと思うのです。
ちょっと大げさな表現をしているように思われるかもしれませんが、今日のこのストーリータイムのS.F.くんに、私の思い描く「イマージョン教育」の理想を見たような気がして、胸が躍る思いでした。
感動のあまりに気が動転していて、私の言葉が皆さまにうまく伝わっているのか、少々不安でありますが。
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何度も書いておりますが、当スクールは英会話教室ではありませんから、強制的なリピートや、暗記・暗誦をさせるような方法はとっておりません。語彙は、テーマに沿った課業の中で何度も繰り返すことにより、自然に身についていくことを期待しています。
加えて、発話は強要されません。私たちは、子どもたちそれぞれの「サイレント・ピリオド(通常、乳児が言語を獲得する過程で、発話までの沈黙の期間を指す)」を大切に見守ります。
このような環境を整えた上で、子どもが自ら「英語を話したい!話さねば!」と思うような授業の内容に最善を尽くしております。
すこし前置きが長くなってしまいました。さて、今日の本題の主人公はS.F.くんです。
S.F.くんは、とっても元気なおしゃべり好きの男の子です。毎週楽しく参加していますが、クラスの中では、どうしても英語より日本語が先に立って出てしまいます。
外国人に対して物怖じしないその肝っ玉の据わり具合は素晴らしいのですが、まだ言葉(英語)が追い付いて出てこないというのが現状です。モーニングルーティーンの時もみんなと一緒に頑張りますが、一つ一つの言葉を確認するようにゆっくりと話すため、次第にクラスメイトから遅れを取ってしまいがちです。
そんなS.F.くんですが、今日の最後の課業、ストーリータイムの時のことです。

リネット先生が絵本を読み終え、"Who wants to be a wolf?(オオカミ役やりたい人は?)"と尋ねると、"Me!"と大きな声が聞こえてきました。S.F.くんでした。
つっと席を立って先生のお隣へ行くと、人形を片手に一生懸命オオカミ役をこなし始めました。先生に後ろからサポートしてもらいながら、ゆっくりでしたが長い決め台詞もしっかり言うことができました。
とてもとても長い時間に感じられました。でも終にS.F.くんは役を演じ切りました。とても感動しました。はっきり申し上げて、リネット先生も私も、S.F.くんがこんなにたくさんの英語をこんなに長く話したのを初めて聞いたのです。
ふだんはおしゃべりが大好きなはずなのに、いざ英語となると、とたんに静かになってしまうS.F.くんにこれだけのボリュームの英語を話させた、その力の正体は、「あの『オオカミ役』がやりたい!」という強い欲求です。
このような強い欲求に駆られた時にこそ、子どもは本当の意味で言葉を吸収するのだと、私は考えます。この欲求は、英会話クラスの人工的な環境ではなく、イマージョンの実践的な場面でこそ生まれるものだと思うのです。
ちょっと大げさな表現をしているように思われるかもしれませんが、今日のこのストーリータイムのS.F.くんに、私の思い描く「イマージョン教育」の理想を見たような気がして、胸が躍る思いでした。
感動のあまりに気が動転していて、私の言葉が皆さまにうまく伝わっているのか、少々不安でありますが。
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by yspreschool
| 2006-02-18 22:04
| サタデースクール
お母さまと泣きながら登園してくるB.J.くん、お車が見えなくなった後の切り替えの早いこと!心配されていらっしゃるお母さまに、その様子を見せて差し上げたいものです。
子どもたちの様子も落ち着いてきましたので、今日はいくつかの新しい課業に挑戦しました。
まず、Free play time のあと、モーニングルーティーンへのはじめの一歩として、プリスクールで歌っている"Good morning song" を導入してみました。現在歌っている"Hello song" とは違って、この"Good morning song" は、円になって座り、一人ひとりのためにみんなが歌います。必然的に時間がかかりますので、子どもたちもある一定時間を座って待つことを要求されます。
見事!4人分を歌い切るまで、立ち上がる子は誰もいませんでした。リネット先生も私もみんなの素晴らしさにとても驚きました。
次にSinging time には、"Ten in a bed" に挑戦しました。ベッドに見立てたシーツの上をゴロンゴロンとrolling する歌です。水曜日にプリに参加しているR.K.くんとK.N.ちゃんはこの歌を覚えていて、反射的にゴロンゴロンと始まりました。それにつられてB.J.くんもゴロンゴロン・・・。すぐに他のことに目移りしやすい2才児さんですが、意外にも結構長い時間を楽しんでいました。

"The Monkey Dance" 復活です。今週は一緒に踊ることができました!

次週は、子どもたちの様子をビデオに撮って、保護者さまにお見せできれば、と考えています。
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by yspreschool
| 2006-02-17 18:28
| プレプリスクール
「W」には、意外といろいろな活動が楽しめるアイディアがいっぱいです。
W is whale.

体を使った活動は、"Whale in the ocean game" 。大きなシャチ(killer whale)になったお友だちが、ちいさい魚のお友だちをパクッと捕まえる、いわゆる単なる鬼ごっこです。
「鬼ごっこ」はこのお年の幼児さんならみんな大好き!大騒ぎで教室中を逃げ回って楽しみました。Aちゃんが「楽しいね~!」としょっちゅう言うので、"It's fun!" とリネット先生はその都度相槌を打っています。そのうち、Aちゃんのお口からも"It's fun!"が飛び出してくることでしょう。
呼吸を整えたら、次のアクティビティは"How long is a whale?" です。これは、さんすう(counting)にもつながる活動で、なかなか良かったと思います。
写真のクジラを見て、どのくらい大きいのかをみんなで話し合います。そしてそのクジラの体長をひもであらわし、どのくらい大きいのかを確認するという活動です。今日のクジラは「アカボウクジラ」です。体長6.5メートル。まずは教室にフィットするクジラというのが最低条件ですから、比較的小型のこのクジラ以外にあまり選択の余地はありませんでした。
先生が「クジラはどのくらい大きいの?」と尋ねると、おもしろいことに、みんなは「このくらい」とサバくらいの大きさに手を広げます。確かにお魚やさんに行って見かけるのは、このサイズの魚でしょう。
そこで先生がロープを広げると、みんなはその長さをただ呆然と眺めるだけでした。この長いロープから、大きなクジラを具体的にイメージするのはちょっと難しいことだったかもしれませんが、とにかく長い(大きい)というのはみんなも理解できたように思います。

リネット先生は、次に、みんなを一人ひとり縦にねかせて、このクジラがみんなの体いくつ分かを測りました。
「クジラってこんなに大きいの?」という感動が記憶となって、子どもたちの頭の中のどこかに残ってくれればうれしいな、と思います。
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by yspreschool
| 2006-02-16 22:13
| プリスクール
3名がお休みし、少しさみしい一日でした。風邪の流行もピークのようです。気を付けたいです。
ということで、一人ひとりの子どもたちといつも以上に時間を取って関わることができました。
水曜日はプレプリのお友だちが2時間だけステイしますので、朝から元気よく歌って踊って体を動かしました。今週の歌と一緒に、「A」週からの歌を復習しています。今週は、「A」から「C」の歌を復習しています。
"Ants go marching" は、今年度の最初に歌った歌です。まだ3才だったみんなと、教室の中をぐるぐる行進したことが懐かしく思い出されます。
当時は「ぐるぐる」で精一杯のみんなでしたが、今回は、まず一人が行進し、歌に合わせて一人ずつ次々と行進に交ざって行き、最後は全員で行進するというルールを取り入れて楽しんでみました。みんな先生のお話をきちんと聞いて行動することが出来ていました。
続いてアルファベットのパズルで遊びました。パズルの苦手なNちゃんですが、先生のお話を真剣に聞いて、形や向きをよく見ながら頑張っていました。
ワークシートでは、お家に「窓(window)」を描き込みます。全くのフリーハンドです。Aちゃんは、先生のお手本を見よう見まねで一生懸命描いていました。とっても上手に出来上がりました。窓の桟と枠がバラバラなあたりはご愛嬌、です。
お天気ものどかで、静かな時間がまったりと流れていました。
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by yspreschool
| 2006-02-15 18:25
| プリスクール
まるで春を思わせる穏やかな陽気に、心も軽くなった一日でした。
このまま暖かくなってくれるといいな、と思う反面、残された課題「ソリすべり」のことを考えると、まだもう少し寒いままで、まとまった雪が降ってくれるといいな、とも思います。
あの節分の日にすべりに行かなかったのは、どうも決定的だったかも知れません。
今日はご見学の二組も交えて、バレンタインの行事で一日を過ごしました。日本ではなぜか女の子から男の子にチョコレートを送る行事になっていますが、本来のSt.Valentine's Day は、性別を問わず、贈り物も問わず、自分の大切なひとに"I love you" を伝える日です。
今日の子どもたちは、truffles(トリュフ、一応チョコレートにしました)とカードの制作をしました。
モーニングルーティーンのあと、子どもたちは早速トリュフの制作に取り組み始めました。
X'mas Log 以来の本格的クッキングとなりました。
レシピは以下の通り。サクサクでもっちり、Yummy ですよ。
<材料>
ダイジェスティブビスケット 250グラム
(個人的にはシスコココナッツサブレとオレオクッキーのコンビネーションがお勧めです)
バター 125グラム
ココナッツ 大さじ4
ココアパウダー 大さじ4
ハチミツ 大さじ4
<作り方>
1 ビスケットは細かく砕く
2 1と、溶かしたバターとその他の材料をすべて一つのボールに入れて混ぜ合わせる
3 天板等に均等に薄くのばし、冷凍庫で1~2時間冷やし固める
4 ナイフで均等に切れ込みを入れて、一つずつ丸めればできあがり
※お好みのトッピングや飾りつけを楽しんでください
チョコレートが固まるまでの間、みんなは snack time とカードの制作をしました。本来の意味の St.Valentine's Day の導入には、セサミストリートの"My Fuzzy Valentine" を使用しました。3才児には少々本文が長いですので、リネット先生がシンプルでみんなが分かる言葉で置き換えて読んでくださいました。カード制作の導入としても最適の一冊です。
さあ、エルモの次はみんなの番です。大好きなお父さまお母さまのために、一生懸命作っていました。制作中のみんなは、だれ彼となくひっきりなしにお家の方のお話をします(日本語ですが)。カードを作っている間は、少なくともその人のことを考え続けます。カードの美しさや素晴らしさ以上に、その想いこそが、カードを受け取った者の心を動かすのだろうなと思いました。
カード作りを終えたら、いよいよクッキングの仕上げです。みんなで心を込めてトリュフを丸めました。上手な子、苦手な子はおりますが、それぞれが一生懸命丸めていました。ちょっと見「ドロだんご」のようなトリュフでしたが、お好みのトッピングでコーティングしたら、とってもかわいらしい出来上がりとなりました。
ラップで包んで袋に詰めると、もうもう一刻も早くお母さまに見せたくて、「わたしはもうかえる~。」とA.S.ちゃん、Nちゃん。Gくんも「たのしみだな~。ママと食べるんだ~。」とニッコニコです。
今ごろご家族で召し上がっていらっしゃる頃でしょうか?
余った時間で、singing time と Brown Bear を行いました。かなり充実した3時間で、グッバイソングの時には、みんなもうくったくたのお顔でした。
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このまま暖かくなってくれるといいな、と思う反面、残された課題「ソリすべり」のことを考えると、まだもう少し寒いままで、まとまった雪が降ってくれるといいな、とも思います。
あの節分の日にすべりに行かなかったのは、どうも決定的だったかも知れません。
今日はご見学の二組も交えて、バレンタインの行事で一日を過ごしました。日本ではなぜか女の子から男の子にチョコレートを送る行事になっていますが、本来のSt.Valentine's Day は、性別を問わず、贈り物も問わず、自分の大切なひとに"I love you" を伝える日です。
今日の子どもたちは、truffles(トリュフ、一応チョコレートにしました)とカードの制作をしました。

X'mas Log 以来の本格的クッキングとなりました。
レシピは以下の通り。サクサクでもっちり、Yummy ですよ。
<材料>
ダイジェスティブビスケット 250グラム
(個人的にはシスコココナッツサブレとオレオクッキーのコンビネーションがお勧めです)
バター 125グラム
ココナッツ 大さじ4
ココアパウダー 大さじ4
ハチミツ 大さじ4
<作り方>
1 ビスケットは細かく砕く
2 1と、溶かしたバターとその他の材料をすべて一つのボールに入れて混ぜ合わせる
3 天板等に均等に薄くのばし、冷凍庫で1~2時間冷やし固める
4 ナイフで均等に切れ込みを入れて、一つずつ丸めればできあがり
※お好みのトッピングや飾りつけを楽しんでください



ラップで包んで袋に詰めると、もうもう一刻も早くお母さまに見せたくて、「わたしはもうかえる~。」とA.S.ちゃん、Nちゃん。Gくんも「たのしみだな~。ママと食べるんだ~。」とニッコニコです。

余った時間で、singing time と Brown Bear を行いました。かなり充実した3時間で、グッバイソングの時には、みんなもうくったくたのお顔でした。
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by yspreschool
| 2006-02-14 18:51
| プリスクール
今日は祝日ですが、11月19日分の補講ということで、授業がありました。保護者さまも、お休みのところご送迎本当にありがとうございました。
さて今週は、プリスクールでも盛りだくさんの週だった「T」週です。私たちも厳選して楽しく学べるアクティビティを準備しました。
今日とってもすばらしかったのは、K.H.ちゃんでした。モーニングルーティーンで、I like / I don't like の練習をしている時、一番大きな声ではっきりと自分の好き嫌いを伝えることができていました。
K.H.ちゃんはお兄ちゃんと一緒に、ということで特別サタデーに通っている年少さんです。数週前の導入時には、リネット先生のお話の意味もまだいまいち理解できていない様子だったK.H.ちゃんでしたが、今週は、年長のお兄さんお姉さんに負けないくらいの立派な姿です。歌もよく口ずさむことができますし、覚えるのがとても速いです。

まずはテーブルセッティング。先生の指示に従って、ナプキン・カップ・お皿を各自テーブルに並べて準備はOKです。オーストラリアのおやつ、フェアリーブレッド(Fairy Bread)を作って食べました。
食パンにバターをぬって、Hundred and Thousand という細かい砂糖菓子をまぶしていただきます。ところがこのHundred and Thousand が、私が探す限り日本のどこにも見あたらなくて、結局チョコスプレーやアザランなど、身近で手に入るもので代用してみました。ということで、「フェアリーブレッドもどき」をみんなで楽しくいただきました。


みんななかなか真剣に品評し合っていました。結局自分のTeddy が一番かわいかったりするのですが。結構楽しめるアクティビティでした。
他にもいくつかのアクティビティを準備していましたが、お休みされたお子さんもいらっしゃったので(人数が多いほうが楽しめる活動でしたので)、来週にでも改めて遊ぼうと思います。


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by yspreschool
| 2006-02-11 19:55
| サタデースクール
「スクールまでの道順を覚えてしまって・・・途中から泣き始めるんです・・・。」と、お母さま方がそろっておっしゃいます。
スクールへ通うということは、英語で遊ぶこと以前に、大好きなお母さまとお別れすること、であるわけです。まだ2才になりたての幼い子どもが、母を恋しく思わないはずがありません。
今朝も玄関先で悲しいお別れをしました。B.K.くん、N.K.ちゃんです。涙ながらにお母さまの後ろ姿を追います。「どうして自分だけ置いていくのか」と。
ここまでは、先週と変わらぬ姿です。でも、今週はここからが違っていたのです!
たまたまこの日は駐車場が込み合っていて、お母さま方のお車が出るまでに少し時間がありました。子どもたちからは、母の姿は見えれども、声も手も届かぬ、という状態で、やきもきして涙も出るばかりです。
ところが、いったんお車がすべて出て行かれて、お母さま方の姿が見えなくなると、一瞬にして泣き止んで遊びに交ざって行くではありませんか!
その変わり身の早さには、私たちのほうが驚いたくらいです。どの子も、もう腹をくくったのか、お母さまに置いて行かれたからには遊んでやれ、と開き直ったのか。

また、さらに嬉しかったことは、singing time が徐々にまとまってきていることです。断続的でしたが、全員が一つの輪になって、或いは座って歌うことができるようになってきました。
Snack time も手洗いも、落ち着いて先生の指示にしたがうことが出来ましたし、何よりも、回を重ねるたびに、食事中席を立ち歩くことなく、集中していただくことができるようになってきています。
R.K.くん、"Yummy~!!" が飛び出しました。また、R.K.くんは、違う場面でも、リネット先生の"Are you OK?" の問いかけに、しっかり"OK!" と答えることが出来ていました。
2才児さんたちは、大人の言葉をよくオウム返ししますので、あっと驚くような定着を見せてくれます。
みんなの急激な成長ぶりに私たちもとても嬉しくなって、さあ、後半も楽しくいこう!と思った矢先に、トラブル発生!!
The Wiggles のテープが壊れてしまいました!みんなの大好きな"The Monkey Dance" が踊れなくなってしまいました・・・。残念。
そこでストーリータイムに切り替え。このストーリータイムは、先々週くらいからまとまりを見せている課業です。今日は"Where's Spot?" を何回もめくって楽しんでいました。

今日はこれまででベストの日だったと思います。来週からは、新しい課業に挑戦していきたいと思います。
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by yspreschool
| 2006-02-10 23:19
| プレプリスクール