「順番を待つ」ということ-----March 8, 2006
2006年 03月 08日
先週の水曜日(3月1日)の日誌でも同じテーマを取り上げました。
先週に引き続き、みんなに人気のあった ring toss(輪投げ)で遊びました。この遊びは一人ずつしかプレイできない遊びですから、必然的に自分の順番がやってくるまでお友だちがプレイするのを待たなくてはいけません。
「順番を待つ」ということは、集団生活を送る中で、子どもたちが必ず身につけていかなくてはならないルールの一つです。
基本的に「自分が一番」の2才児さんですから、私たちとしましては、次の1年間を通して声掛けを続け、彼らがロンパークラスに進級する時点までに守ることができるようになっていればいいな、と捉えています。
そのくらい気長に考えてはいるのですが、今日のような素晴らしい2才児さんたちの姿を見ると、この目標を達成できるのはそんなに遠い将来ではないのではないのかな、とちょっと期待をしてしまいます。
先週はプレイしているお友だちの周りをウロウロしていたR.K.くんでしたが、今日はちゃんとひとところに留まって座ることができたので、先生も私もびっくりでした。
まだまだ本当の意味で「順番を待つ」ことを理解したとは思えないのですが、他の2人の2才児さんも、とりあえず座って待ち、先生にお名前を呼ばれて初めて「自分の番」に気が付き、ニコッとして先生のところへ駆けていきます。そのような姿を見ると、ここがファーストステップだな、と思います。
Singing time も、"The ants go marching" で「順番を待つ」場面があります。前のお友だちが自分の手を引いてくれるまで座って待ちます。3才児さんも4才児さんもこの歌が大好きなのは、自分の「順番を待つ」からなのだと私は思います。
この歌のとき、トップバッターはたいてい私なのですが、手を引かれる瞬間を待っているときの子どもたちの表情と言ったら・・・!目をキラキラさせて、ニコニコしながら行進している子たちの姿を目で追って、自分の番を今か今かと待っています。そして自分の番が来て、手を引いてもらえた時の嬉しそうな表情!これもまた筆舌に尽くしがたいです。
時に最後まで自分の番がまわってこないこともあります。そんな時、一抹の不安とさみしさでふっと表情が曇ります。そして最後に行進に加わった時、(間奏の度にみんなで人数を数えるのですが)嬉しくて人一倍大きな声で数えていたりします。
「順番を待つ」ということ自体は、決して楽しいことでも何でもありません。でもクラスの中では大切な決まり事です。これからも、今回のように歌や遊びを通じて楽しく学んでいくことができればいいな、と思います。
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by yspreschool
| 2006-03-08 23:19
| プリスクール