お母さまと離れる子どもたち-----プレプリスクール January 20th, 2006
2006年 01月 20日
先週、お母さまとのお別れがなかなか難しい様子を書きましたが、今週はどうなることか、と半ば覚悟し、半ば期待し、皆さんのいらっしゃるのをお待ちしておりました。
やはり、B.J.くんもH.U.くんも、お母さんに「さよなら」してくれません。お母さまの焦るお気持ちもよく理解できましたので、今日は「おやつまでの間お買い物に行ってくる」ということで、約40分離れていただきました。
二人とも、はじめは寂しさで涙が止まらず、リネット先生やR.K.くんと一緒に遊ぶ余裕はこれっぽっちもありません。大好きな「働く自動車」の絵本も役に立ちません。
まもなくBくん、落ち着き始めましたが、突然思い出してはエ~ンとなります。H.U.くんも同様です。先生がふと立ち上がった拍子に、あるいは今遊んでいた遊びが一段落したとたんに、急にお母さまを思い出して寂しくなります。
それから、15分ほど経った頃でしょうか、R.K.くんがアルファベットの積み木で遊び始めました。キューブの積み木を上へ上へと積んでいきます。このくらいのお年の子たちは、たいてい積み木を積むこと(stacking)が大好きですから、泣いていた2名も次第に惹かれていきました。
one, two, three.....と数えながら積み上げていきます。tenまで来ると、必ず傾いて倒れてしまいます。積んでは倒れ、積んでは倒れを繰り返すうち、3人ともこの遊びに夢中になってきました。もう泣いている子は一人もいません。
Snack timeが来て、約束通りお母さま方は戻っていらっしゃいました。
そのときの子どもたちと表情といったら!B.J.くんは、無言でお母さまの胸の中へ走って飛び込んで行きました。H.U.くんは、お母さまのお車を見つけるとニコ~ッと満面の笑みで、明るく手を振りました。
お母さまがいなくなって不安な気持ち、寂しい気持ち、一人で頑張っている時の気持ち、そしてお母さまに会えたときの嬉しい気持ち。彼らは、およそ40分という短い間に、これらすべての感情を経験しました。
お母さまに会えたときの本当に嬉しそうな表情を見た時、これらのすべての心の動きは、この子たちの育ちに必要不可欠なものだな・・・と、つくづく感じました。
来週は、もう少しお別れの時間を長くして、チャレンジしていこうと思います。
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by yspreschool
| 2006-01-20 18:06
| プレプリスクール